田舎のブラック企業を辞めて都会へ出る人たち【田舎が衰退する原因】

仕事・働き方

 

運営者の夢生(いぶき)です。

 

田舎にお住まいの方で、

『私の会社はブラック企業です』という方は、

結構いるのではないでしょうか。

 

都会でも田舎でもブラック企業は存在しますが、

選択肢の少ない田舎では、転職しようにも、

求人条件と内容が違う企業の方が多いのも現実です。

 

しかも、田舎の場合、給与水準が低い傾向にあり、

不景気の影響もあってか、ほぼ最低賃金です。

 

人材確保が困難という状況もあり、低賃金の上、

年間休日数が50~70日という企業も多く、

休みはほとんど無いのが現実です。

 

もちろん、そうではない企業もあると思いますが、

私の地元ではこういった求人が沢山出ています。

しかし、低賃金で休みが無くなってしまうのも、

田舎に住んでいる者としては理解できます。

 

もちろん良い企業も沢山あるのは理解していますが、

優良企業はそう簡単に人は辞めませんし、求人が出ることも稀です。

 

場合によっては、職業安定所に求人を出さず、

人づてでしか雇っていない企業もあり、

『田舎で生きる以上、横の繋がりが重要』

というのが顕著にあらわれています。

 

人間関係が苦手なタイプの人は、

田舎にいるとこういった面で苦労することもあるでしょう。

 

田舎でのスローライフを夢見る人も多いと聞きますが、

『ここで一生暮らすんだ』という覚悟がなければ、

オススメはできません。

 

住む地域、そこそこの特性、

その人の性格や考え方によって向き不向きがあるので、

田舎に向いている人もいると思います。

 

そこで、今回は私のリアルな田舎事情をお伝えします。

この記事はこんな方にオススメ。

  • 田舎に住んでいて転職を考えている
  • 田舎に住んでいるけど都会へ移住したい
  • 参考までに田舎の仕事・転職事情を知りたい
  • 田舎に移住したいけど実際どうなのか知りたい
  • 田舎暮らしに向いているか向いていないか知りたい

あくまで、私の地元の田舎事情で、

他の街も同じとは言えませんので、

参考程度に御覧ください。

 

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田舎はブラック企業が多い?若者が減る?

 

実際に私の地元地域の水準を記載します。

 

  • 総支給額は平均15~17万程度
  • 年間休日数50~70日
  • 残業月30時間
  • 価値観が古い人が多い

 

まず、こういった企業や求人が多いですね。

そして、色んな事情があるにせよ、結論から言うと、

ブラックと言われてしまう企業が多いのが現実かもしれません。

以下より、解説します。

 

総支給額15~17万、またはほぼ最低賃金での計算

 

最低賃金が決まっているので、

仕方のないところもありますが、

正社員であっても、これぐらいの賃金です。

ボーナスがあれば無いところもあります。

 

田舎は車が必要になるので、維持費がかかります。

生活していく上で必要な固定費は減りませんので、

年金、家賃光熱費、車の維持費、食費等々。

 

現在は携帯電話を持つのが一般化しているので、

通信費も含まれます。

食費だってバカにはなりません。

最低限の保険ぐらいは入っておかなければいけないでしょう。

 

どんなものでも、田舎だから安いというのは幻想です。

そうなると、手元に残る金額は雀の涙程度です。

田舎は人が都心に流出してしまい、経済が上手く回っていません。

人が減るということは、人材の確保もできず、

お金も回らず、低賃金での労働が常態化してしまいます。

 

それに加え、結婚して子供のことを考えると、

一体いくら必要で、どれだけ働けば良いのかと思う若者も少なくないでしょう。

最近では年金2000万円不足問題も出てきており、

現役世代の不安は、より一層大きくなっていると思います。

 

年間休日数の少なさ

 

人が都市部に流出し、人材難となっているので、

少ない人員で仕事を回すこととなります。

 

経済的に厳しい状況である場合、

安く長時間働かせるしかありません。

そのため、年間休日数は減ります。

 

人が足りない→利益が足りない→仕事をしなければならない

これが繰り返されることとなります。

 

そのループを続けているうちに、

若い人は良い条件を求めて、

退職か転職を決めてしまいます。

 

しかし、田舎で転職するとなると

良い条件の求人はなかなか見つかりません。

そのため、結局田舎を離れ、都会へと出てしまうことになります。

 

休日が少ないとなると、趣味や家族との時間も取れず、

仕事の毎日になりかねません。

こうなると、若者が減ってしまう理由もわかります。

 

そして、田舎の場合、娯楽施設が少なく、買い物も不便です。

ネット環境がある現代では多少便利になったものの、

休日となれば車で2時間近く運転し、栄えた街へ買い物に出るという方が多いです。

しかし、休みが少なければそんな時間も確保するのが難しいでしょう。

 

残業時間の件

 

前述した2つの項目にほぼ書きましたが、

人が足りないこともあって、業務が上手く回りません。

残業時間は必然的に増えることになります。

 

残業はある程度仕方のない部分だと割り切って考えることができますが、

その上『休みが少ない』となると、

仕事に割く時間はかなり多いことが伺えます。

 

平然とサービス残業する企業もあります。(私の会社です。)

それが嫌で仕事を辞めようにも、

良い転職先が見つからないため、

辞めない人が多いというのが実態ですね。

 

毎月ギリギリで生活することとなり、

移住する資金も貯められず、

色々なことを諦めている人が多いのも特徴です。

 

2020年、転職しましたが、薄給になりました。

 

価値観の古さが目立つ

 

田舎では『我慢が美徳』という精神は

未だに根強い人気を誇っています。

主に高校を卒業してその街に残る場合、

すぐに就職するのが当たり前

 

どんな理由があろうと、

男でアルバイトなんてしていると白い目で見られるし、

色んな働き方や生き方が、浸透していない。

 

周囲と少しでも違うことをすれば、後ろ指をさされる。

ブログやインターネットに詳しい人ならわかるかも知れませんが、

アフィリエイトや在宅ワーク、クラウドワークス、

リモートワークのことなんてほとんど誰も知らない。

 

そもそも、IT系の企業は無い。

若い世代がいなくなっている今、

残っているのは団塊の世代と団塊ジュニア世代が多数。

 

素敵な人がいるのも事実だが、私の経験上、

ブラック企業や上司の元で働き続け、

精神を病むことになっても、

身体を壊して休養した場合でも、

転職回数の多さに目を向けられる始末。

(私はヘルニアとストレスによる下血が理由で2回、転職を経験しています。)

 

人手が足りない以上、

すぐに辞められたら困るという気持ちは大いに理解できるが、

自分の身は自分の身で守らなければいけないし、会社は守ってくれません。

 

今では一つの会社に居続けるということが絶対ではないし、

転職なんて当たり前の時代。

といいつつ、誰でも彼でも転職していたら人は育たないし、

会社にメリットは無いというのも事実。

 

ここのバランスが難しい。

 

田舎の場合、価値観が違う人間に対しては厳しい印象が強いかもしれません。

その土地に残ってきた人たちの仕事論の元生きてきたのだから、

仕方がないのかもしれない。

 

余程の理由が無い限り、田舎での生活は厳しいかもしれない

 

一応言っておきますが、

これはあくまで私の地元である田舎の話なので、

どこの田舎も同じということではありません。

 

なので、

田舎でのスローライフを夢見ている人は、諦めないで下さい。

あなたに合う場所はきっとありますし、

もしかしたら私の住んでいる地域が合う人もいるかもしれないので。

 

しかし、現役世代にとっては少々厳しい現実が待っているのかもしれないので、

よくリサーチして移住を決めて下さい。

 

私の住む地域の場合、

『田舎が好きだ』『田舎にしかない仕事がしたい』

『給料が少なくても良い』『休みなんていらない』

という人には、オススメかもしれませんが、

何事もバランスって大事だと思います。

 

このバランスが崩壊しているので、

田舎からの人材の流出は免れないのではないのかと思います。

 

そして、田舎に住んでいる人で転職を考える場合、

求人の質は覚悟しておく必要があります。

事前のリサーチが大切ですし、優良企業が見つかる可能性が無いとは言えません。

 

それは都会から田舎への移住をお考えの方も同じです。

住み慣れた街で生活していけるなら、それもまた良いことです。

 

田舎が衰退する悪循環をどうにかしなければいけない

 

田舎から人が減る原因を『仕事』に結びつけて話を進めてきましたが、

仕事だけが原因とは言い切れません

 

医療や子育て環境の充実の問題等もあり、

『住みやすさ』や『暮らしやすさ』も、

人生の充実度に関わってきます。

 

しかし、何をしようにも、1日最低8時間は仕事に時間を費やすので、

仕事環境というのは人によって最も重要な要素の1つとも言えます

先程述べた条件の場合、

仕事環境を充実させることはなかなか難しいのが現実です。

 

かといって、このままでは田舎の人口は減り続け、

経済的にも困窮していくこととなります。

まして、田舎で休みや給料が一番良いとされる

公務員や銀行員の数ですら減り続けています。

 

田舎が活気を取り戻すには、若い世代の力が必要であり、

外に出た若者たちが戻りたいと思える

魅力ある街作りが必要だと、どこの街も言っていますね。

 

様々な施策は必要だが、仕事環境が充実していなければ、

これからも若い世代は出て行くだろうし、

戻ろうという気にもならないだろうと思う。

 

地方の高齢化が進むにつれて、介護施設も増えている一方、

労働環境と待遇が割に合わないことも多いと聞くし、

実際に現場の声も耳に入る。

介護業界の待遇は全国的に改善すべき案件

と言えるかもしれません。

 

田舎に向いている人と向いていない人の条件

 

色々と書いてきましたが、田舎が衰退していくのは、

私自身も望んではいません。

 

しかし、最低限職種や待遇が整っていないと、

若者が住みたいと思うのは難しいかもしれません。

 

私の地元に関する内容で書かせていただきましたが、

他にも良い環境や条件の田舎もあると思いますので、

田舎に住みたい人はしっかり調べましょう。

田舎に向いている人はこんな人です。

 

田舎に向いている人

  • どこでも需要のある資格を取得している
  • 業種にこだわりが無い
  • 仕事が好き
  • プライベートが少なくても幸せ
  • とにかく田舎に住みたいという強い意志がある
  • コミュニケーション能力が高い

 

田舎はどこでも需要のある資格を持っていれば必要とされます。

地方の高齢化が進んでいる今、介護の資格は需要が高いです。

 

介護職専門の転職サイト『ケアジョブ』



 

あとは、電気や建築系の工事資格、

大型特殊やトラックの免許ですね。

企業してやっていける人なんかもオススメです。

場所によっては漁師や農家、牧場なんかもありますね。

 

プライベートを惜しまず、

仕事好きな人は生活しやすい環境かもしれません。

 

田舎は狭いコミュニティーのため、

高いコミュニケーション能力が求められますので、

人と関わることが苦にならない人はオススメでしょう。

 

田舎に向いていない人

  • 就きたい職種が明確ではない
  • やりたいことや夢がある
  • 自分の生き方を優先したい
  • ワークライフバランスを重視したい
  • 人間関係が苦手
  • 古い価値観に馴染めない

 

職種の選択肢が少ないため、

限られた職種の中から選ぶしかありません。

 

やりたいことや夢があるなら

絶対に都会がオススメとは言い切れませんが、

仕事しながら追い続けることを考えても、選択肢の多い場所を選ぶ方が、

プライベートの時間を確保できる職場を見つけられる可能性が高いです。

 

そしてネットビジネスのことやITの事等、

直接的な情報収集もしやすいことが考えられます。

働き方改革の波はまだ田舎にはたどり着いていませんし、

中小起業が多いことから、うやむやなケースも多くあります。

 

その点は大手の企業がひしめき合う都会の方が、

労働組合や労基署の目もあるため、

ワークライフバランスを整えやすいかもしれません。

 

地元ではワークライフバランスという言葉を耳にすることは少ないですね。

田舎は狭いコミュニティーのため、人間関係が濃厚です。

コミュニケーションが苦手な人は、向いていないと言えます。

 

そして、多様な価値観が認められない場所でもありますので、

自分の生き方や考え方を優先したい人にとっては

生きづらい場所になるかもしれません。

 

仕事して、結婚して、子供を育て、定年まで働く。

これもまた一つの価値観だとは思います。

しかし、今は生きることのハードルが上がっているので、

この価値観はもうそぐわなくなってきていると感じます。

 

この価値観の押し付けが強いのが私の地元(田舎)の特徴です。

私の地元では転職サイト等の利用はほぼ無意味に近い状態なので、

オススメは出来ませんが、もし都会へ移住を考えている方がいるのであれば、

まれに転居費用を支援してくれる企業もあるので、

転職サイトを利用して探してみるのも、一つの手段です。

 

無料転職支援サービス『doda』

 

まとめ

 

都会や田舎、そこそこで生き方や価値観が違うのは当たり前のことです。

都会にだって良い部分、悪い部分もあるでしょうし、

田舎も同じです。

 

実際に都会に住んでいた時だって、

色々と思うことはありました。

 

しかし田舎はなんと言っても仕事の選択肢の少なさと、

価値観の古さが際立つ瞬間を多く感じるのは事実ですね。

これが私の地元だと思うと、少々悲しい現実でもあります。

 

総人口がどれほどかは伏せますが、

年500人ペースぐらいで減っているようで、

いずれは総人口1万人規模まで減るとのことです。

 

田舎から人が出ていってしまう原因は一体何なのか、

正確な答えは一つでは無いにしても、

この記事で述べたことも、

原因の一つと考えられるかもしれないですね。

 

どこで暮らし、どんな仕事をするとしても、

自分の生きやすいと思う環境、場所で生きることが、

幸せの近道ではないでしょうか。

 

それが甘えだと言う人たちもいることでしょうが、

もし自分の心を病んでしまうようなら、

そんな言葉を気にする必要は無いし、

思い切って環境を変えることも大切です。

価値観が認められる環境というのも、人によっては大切なのです。

 

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